はまじぃの家は「老犬ホーム」ではありません。
昨今、動物も高齢化しています。
そんな中、老犬ホームを始めれば儲かるかもしれません・・・
自分たちの事だけを考えればそれも「あり」なのかもしれません。
けど、私たちは動物たちが如何に幸せに暮らせるか。
そこを考えてはまじぃの家をオープンしました。
今まで長年、動物保護施設で働いてきました。
そこでたくさんの動物保護に携わってきました。
迷子で放浪していた子。
段ボール箱やビニール袋に入れられて公園に捨てられていた子。
飼い主さんが亡くなり、その横で飼い主さんが起きるのをずっと待っていた子。
保護される理由はさまざまです。
やはり時代の流れでしょうか。
飼っている犬の介護が大変で・・・
というご相談が増えてきていたのも事実です。
人と動物との「老々介護」の問題もマスコミで取り上げられるようになり
取材を受ける事もありました。
犬の介護が原因で終生保護をしたケースもたくさんありました。
犬を引き取った時、飼い主さんとのお別れの時、どれだけの犬が
鳴き叫んだか。。。
認知症やアルツハイマーでなければ、犬には分かります。
鳴き叫ばないおとなしい子でも食欲が無くなったり、お腹を壊したり。。。
精神的なダメージを受けているのがわかります。
飼い主さんが面会に来たならば、
「迎えに来てくれた!」と喜び、でも飼い主さんが帰る時には
一緒に帰れず自分はまた置いていかれ鳴き叫び・・・
動物の気持ちになれば胸が張り裂けそうです。。。
では、飼い主さんの気持ちになれば。。。
犬が昼夜逆転し夜泣きがひどく毎晩眠れずにノイローゼになりそう。。。
留守の間に犬が転んで立ち上がれなくなり、鳴き叫んでご近所から苦情がきてしまい、
会社も休めず、困っている。。。
犬が寝たきりになってしまったけど日中は仕事で留守にしてしまうため、寝返りも
お水やご飯もあげられないので困っている。。。
そのお気持ち、分かります。
動物には「捨てられた」なんて思って欲しくない。
毎日、家に帰って飼い主さんの傍にいられる。それが分かれば動物は安心できます。
お留守番をはまじぃの家で私たちと過ごすだけ。そう、それだけ。
日中に飼い主さんの代わりに動物たちと出来るだけ接して
動物も飼い主さんも夜ぐっすり眠れるように。
飼い主さんには介護の辛さから少しでも心が解放されるように。
そして最期を迎える時、飼い主さんにも動物にも「幸せだった」と思ってもらえるように。
そういう理由ではまじぃの家は「老犬ホーム」ではありません。
けれど、出来る限りご相談には応じさせていただきたいと考えておりますので
お困りごとがあればいつでもご相談ください。